コラム

思い悩んできた自分の欠点がネットの世界では武器になり得る

窓

渡辺有美です。

実社会では欠点とされているいくつかの要素があります。

性格的なこと、肉体的なこと、失敗体験、など。

例えば私だったら、引っ込み思案な性格、女性にしては高過ぎる身長、学歴も資格もないただの平凡な主婦であること。
もっとありますが、このくらいにしておきましょうかね^^;

欠点は社会のなかでは生きづらさにつながることもあります。

「欠点をなくしたい」、「何とか欠点を目立させたくない」と思うこと、きっと誰にでもありますよね。欠点のない人間なんていませんから。

でもネットの世界では、自分を悩ませてきた欠点こそが自分の武器になることがあるんです。

同じ悩みを抱えている人はごまんといる。

女の子

自分に自信が持てなくて引っ込み思案な性格とか、それなのに高過ぎる身長でへんに目立ってしまうことが悩みだった私。子どものころからずっとこの悩みと向き合っては落ち込んできました。

どちらも持って生まれた私の性質であり、自分の力でどうにかできるような問題ではありません。この悩みのせいで、私は人よりも劣った存在だとずっと思ってきました。

外交的で友達の多い人や、適度の背の高さの女の子がとても羨ましくて、人知れず泣いたこともあります。

周りを見ても、私以上に引っ込み思案な人はそうそう見当たりませんでしたし、女性で私以上に背の高い人もほとんどいませんでした。

私は身長が170センチなんですが、女性でこの高さがある人はけっこう稀だと思います。何しろ日本男性の平均身長と同じなのですから。

 

でも、ネットの世界に触れてみて気付いたんです。

ネットの世界には、私と同じ悩みを抱えている人がごまんといることに。

私は自分の狭い世界だけを見て絶望して落ち込んでいましたが、もっと見る世界を広げれば私と同じ悩み、いえそれ以上に深刻な悩みを抱える人はおおぜいいて、自分だけが苦しみ悲しんでいるわけではないのだ、ということが分かったんです。

欠点や悩みは人の共感を呼ぶ

キーボード

インターネットというものを知った私は、すぐにブログをはじめます。
昔から文章を書くことが好きでしたし、自分は作家でもないのに、私の書いた文章を自分以外の誰かが読んでくれるなんて、なんと素晴らしいんだろう!と思ったからです。

ブログには自分の好きなことをたくさん書きました。私の好きな音楽、好きな本、好きな暮らし。

そして、好きなことと同じくらい、自分の悩みや困っていること、自分の欠点、心の中の鬱屈とした思いなどを明け透けに綴りました。

 

すると、記事を書いていくうちにあることに気付いたのです。

それは、好きなものを書いたときよりも、悩みや欠点について書いたときの方が、読んだ人の反応が大きいということ。

好きな音楽について情熱を込めて語った記事よりも、病気にかかった経験や、身長の悩みについて綴った記事の方がたくさん読まれ、またコメントが多く付く傾向にありました。

コメントの内容は、ほとんどが同じ悩みを持つ人、同じ経験を持つ人からでした。

つまり、困ったことや欠点について書いた方が、人の心に深く届く記事になるのです。

自分の体験がひとつの例になる

それは自分に置き換えてみればすぐにわかります。

悩んでいる人が試行錯誤した記事や、問題を解決する記事、また困りごとを解消するためにその人がやっている工夫などの記事は、とても有益であり発見があります。同じ悩みを抱えている身にとっては、その人の体験がそのままひとつの実例となるからです。

また、ただ単に、同じ悩みを抱えてがんばっている人がいることが分かるだけでも励みになりますよね。記事を読んでいると、なんだか自然に応援したい気持ちになってくるものです。

やはり、順風万端な人よりも、悩み多き日々を生きている人の方が、人生に深みが出ておもしろくなるんですね。

特にネットではそれが顕著になるような気がします。

その欠点を持った人が社会でどのように活躍し社会の信頼を得ているか、というのは同じ欠点を持った人には非常に気になるところ。

対面ではなかなか語られることの少ないそれらが、ネットでは実に多くの人によって赤裸々に吐露されています。

そうした本物の実体験や赤裸々な本音が、多くの人の参考になったり共感を呼んだりします。

むしろネットではそのような記事こそが求められているのかもしれません。

みんな、自分の人生をより良く生きたいと思っていますし、そのために役立つヒントや知識を得たいといつでも思っているのですから。

欠点が武器に代わるネットの世界

欠点というのは人の関心や興味を呼びます。

つまり、ネットの世界では欠点は武器になり得るのです。

順風万端に生きている人が、その波風の立たない暮らしぶりを披露したところで、それほど他人の興味を引くことはないでしょう。

でも、欠点や問題を抱えながら、それに負けじとがんばって生きている人のことは、みんな気になるし知りたいのです。それが人の心理だと思います。

なので、自分に欠点があることはむしろ恵まれたことだと捉えて良いのではないでしょうか。

人はみなその人の話を聞きたくてうずうずしているのですから。

最後に

こう考えると、欠点というのは「個性」に他なりません。

強い個性を持っている人は良くも悪くも人の関心を集めます。
人の関心を集められるというのは、大きな力、武器になり得ます。

なので、自分は欠点ばかりの人間で情けない…と自己評価を下げて終わるのではなく、自分はそこから這い上がることのできる武器を持っているのだ、ということに気付くべきです。

自分の失敗体験、性格の欠点、肉体的な欠点、すべて武器になります。

欠点を力に変えて行かれるのが、ネットの良いところです。

それでは、また。